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寝たきりの方でも楽しめるレクリエーション10選

寝たきりの方にとって、毎日の生活に少しでも楽しみや刺激があることはとても大切なこと。

レクリエーションは身体だけでなく、心にも良い影響を与えてくれる活動です。

今回は、寝たきりの方でも無理なく取り組めて、笑顔になれるようなレクリエーションを10個紹介!

ご家族や介護者の方にも参考にしていただける内容ですので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

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寝たきりの方が楽しめるレクリエーションとは?

寝たきりでも負担が少なく安心して楽しめるレクリエーションのポイントを、3つに分けて説明します。

身体を動かさずに楽しめる内容

寝たきりの方にとって、体を大きく動かすことは難しい場合が多いですよね。

そのため、体を動かさずに楽しめる活動が基本となります。

  • 目で見て楽しむもの
  • 耳で聞くもの
  • 手元で少し触るだけの作業

寝たままでもできる工夫があると本人の負担が少なく、長く続けられます。

静かな環境でできるものは、疲れにくくリラックス効果も期待できますよ。

五感を使って刺激を得られる活動

五感(見る・聞く・嗅ぐ・触る・味わう)を使うことは、脳への良い刺激に。

感覚を使うことで、認知機能の低下を防ぐ効果もあると言われています。

香りを楽しむアロマや、音楽を聴く時間などは、気分転換にもなりますよね。

視覚や聴覚だけでなく、心地よい触り心地の布や、季節の味を感じられる食事なども五感を刺激してくれるのでおすすめです!

人との交流や会話を楽しめる工夫があるもの

寝たきりでも、人との会話やふれあいを通じて心が豊かになります。

一緒に笑ったり、思い出話をしたりする時間は、生活の大切なアクセントに。

会話を通して感情が動くことは、うつ予防や認知症予防にも効果的です。

家族や介護スタッフと一緒に楽しめるレクリエーションは、安心感や信頼感も育みます。

寝たきりの方でも楽しめるレクリエーション10選

寝たきりの方でも無理なく楽しめるレクリエーションを10個ご紹介します。

特別な道具がいらず、すぐに始められるものばかりだよ

1. 音楽鑑賞・音楽療法

好きな音楽を聴くことで、リラックスしたり、昔の思い出がよみがえったりします。

音楽には心を落ち着かせたり、元気にしたりする力が。

懐かしい歌や思い出の曲を流すことで、会話のきっかけにもなりますよね。

CDやスマートスピーカー、YouTubeなどを活用すると選曲も簡単です。

2. 塗り絵やぬりえアプリ

紙と色鉛筆を使った塗り絵は、集中力を高める効果があります。

細かく塗ることで、手や指を軽く動かすリハビリにも。

最近はタブレットやスマホでできる塗り絵アプリを使って、画面をタップするだけで色が塗れるものもあります。

完成した作品を飾ることで、達成感も感じられるのでおすすめです。

3. 昔話や詩の読み聞かせ

昔話や詩は、言葉のリズムや響きが心を癒します。

誰かが読み聞かせることで、安心感も生まれますよね。

懐かしいお話は、過去の記憶を呼び起こし、会話のきっかけにもなります。

ボランティアや家族による読み聞かせの時間は、交流の時間としても価値ある時間です。

4. アロマテラピー

自然の香りを楽しむアロマテラピーは、心と体のリラックスに効果的。

ラベンダーやオレンジなど、好みの香りを選ぶことで気分転換にもなります。

寝たままでも香りを感じるだけで、気持ちが落ち着くことが。

アロマオイルはハンカチに数滴垂らすだけでも十分楽しめます!

5. 季節の工作(貼り絵や切り絵など)

季節を感じられる工作は、生活に彩りを与えてくれます。

春なら桜、秋なら紅葉など、テーマを決めて貼り絵や切り絵を楽しめるのもポイント。

完成した作品は部屋に飾ると、本人の自信にもつながります。

あらかじめ準備されたキットを使えば、手間も少なく始められますよ。

6. 写真やアルバムを見て会話する回想法

昔の写真やアルバムを一緒に見ることで、記憶をたどる回想法が行えます。

思い出話をすることで、会話も弾み、感情の動きも活発に。

過去を振り返ることは、心の整理にもつながります。

家族や友人と写真を見ながら話す時間は、深いつながりを再確認できる貴重な時間です。

7. オンライン美術館・旅行体験

インターネットを使えば、自宅にいながら美術館を見たり、世界の観光地を楽しめます。

Google EarthやYouTubeの観光動画を利用することで、仮想の旅行体験が可能に。

実際に行けなくても、画面を通じて非日常を感じることができます。

好きな場所や思い出の地を選んで「旅」をするのも楽しいひとときです。

8. タブレットでの簡単なゲーム(脳トレなど)

タブレットを使ってできる簡単なゲームは、脳の刺激になります。

パズルや間違い探し、計算ゲームなど、楽しみながら認知機能の維持が期待できる点もメリットの一つ。

操作が簡単なアプリを選べば、初めての方でも安心です。

介護スタッフと一緒に楽しむことで、会話も増えますね。

9. 手指を使うタオルたたみやボール回し

タオルをたたんだり、軽いボールを転がす動作は、手先の運動になります。

無理なく体を動かすことで、血行をよくしたり筋力の低下を防ぐ効果も。

「動いている」という実感が、本人の意欲にもつながります。

短時間でも、繰り返すことで良い効果が得られます!

10. 動物動画や赤ちゃんの映像を見る感情刺激療法

かわいい動物や赤ちゃんの動画を見ると、自然と笑顔がこぼれますよね。

「かわいい」「癒される」という気持ちは、心に良い影響を与えます。

テレビやタブレットで簡単に視聴でき、介護者と一緒に楽しめるのもポイントです。

感情の刺激は、日々の生活に彩りを与える大切な要素!

寝たきりの方がレクリエーションを楽しむための工夫

レクリエーションをもっと楽しんでもらうためには、いくつかの工夫があります。

本人の好みに合わせて内容を選ぶ

人それぞれ、好きなことや興味のあることは違います。

無理に新しいことを始めるよりも、昔から好きだったことを中心にすると、安心して取り組めます。

本人の表情や反応を見ながら、合う内容を探してみましょう。

選択肢があると、本人が自分で決められるという満足感も得られますよ。

疲れにくい時間帯や姿勢で行う

体調の良い時間帯や、無理のない姿勢で行うことがポイントです。

午前中の方が元気な方が多いため、活動のタイミングを見計らうことが大切。

リクライニングなどで姿勢を調整すれば、呼吸や血行にも良い影響を与えます。

疲れを感じたら、すぐに休めるような配慮も忘れずにしましょう。

短時間で無理なくできる内容にする

長時間の活動は、疲れてしまう原因に。

10分〜15分程度の短い時間から始めるのが効果的です。

慣れてきたら少しずつ時間を延ばすのも良いでしょう。

「もっとやりたい」と思ってもらえるような、ちょうど良い長さが理想です。

介護者と一緒に楽しめる形にする

ひとりで行うよりも、誰かと一緒に楽しむ方が続けやすいです。

介護者や家族が寄り添うことで、安心して活動できます。

一緒に笑ったり、感想を話したりする時間も双方にとって特別な体験に。

信頼関係を深めるきっかけにもなります。

道具や機器の準備を簡単にする

準備が大変だと、続けるのが難しくなります。

シンプルで扱いやすい道具や、電源がいらないものを選ぶと手軽です。

片付けも簡単にできるよう工夫すると、介護者の負担も減らせます。

誰でもすぐ始められるような環境づくりが続けやすさのコツ!

【まとめ】寝たきりの方でも楽しめるレクリエーションを日常に

寝たきりの方でも、無理なく楽しめるレクリエーションはたくさんあります。

五感を刺激したり、人とつながる時間を持つことは、心と体に良い影響が。

大切なのは、本人の気持ちや体調に寄り添いながら、楽しい時間を少しずつ取り入れていくことです。

レクリエーションは特別なものではなく、日常の中に自然とあるもの。

ぜひ、できることから始めてみてくださいね。

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この記事を書いた人

地域密着型デイサービスを運営している株式会社OTOKAの「かいごスマイルフォーラム編集部」です。介護に関する複雑な情報や体験談(一次情報)をわかりやすい形でお届けします。

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